健忘症とは

健忘症とは

健忘症とは、それまでの行動や記憶などが失われてしまう状態で、一般的な物忘れと比べると重度な症状を指します。
健忘症には、症状や原因によって分類がされています。
記憶のない時間帯での分類では、発病した後の出来事が記憶できなくなる「前向性健忘」と、
発病前の記憶をなくしている「逆向性健忘」、睡眠薬の服用で薬剤効果がある間の記憶がない「中途覚醒時健忘」などがあります。

 

原因における分類には、事故で強く頭を打ったなどの「外傷性」、強いストレスを受けて発症した「心因性」、睡眠導入剤などの使用で起こる「薬剤性」、脳の機能障害などの疾患で起こる「症候性」に分けられます。
記憶の内容による分類では、全ての期間の記憶が失われている「全健忘」と、思い出せる記憶もある「部分健忘」があり、1ヶ月以上記憶が失われている状態が続く時には「慢性健忘」、1ヶ月以内では「一過性健忘」と診断されます。
行動や記憶を忘れてしまう症状に認知症がありますが、健忘症は記憶が失われていることに自覚があるのに対して、認知症は記憶が失われていること自体に気付かないという違いがあり、言語能力や思考能力の低下といった症状も出るため日常生活に支障をきたすこともあります。